県連:確保技術講習会実技に参加

6月23日(日) 滋賀県大津市げんき村比良山岳センター 人工登攀壁にて
参加者
三嶋:懸垂下降時の仮固定 県連スタッフの担当
清水:確保技術         県連スタッフの担当
講習受講:伊藤ぁ、田中、山下
時間 9:00~16:30
目的
1、トップが墜落時のセカンドの自己脱出
2、宙づりからの自己脱出
3、懸垂下降時の仮固定
4、確保技術              の講習を受けた。
・実際の事故状況を再現し実荷重+テンションを掛けた状態で会の山行や自主トレで行ってきた技術の確認・修正を行う。
安全策は充分設定されていたので安心して参加できた。
1、【トップが墜落時のセカンドの自己脱出】トップロープで受講生Aが登攀壁で宙づり状態となり、受講生Bがビレイ+仮固定オートロック+マリナーヒッチでロープのテンションを移してビレイ解除する。この後、ロープを固定し救助連絡に走る。を行った。ここで、トップロープのビレイで自分のセルフビレイのテンションを使うことでビレイが楽にできる事が分かった。

比良山岳センター 人工登攀壁

ここの壁でトップが墜落時のセカンドの自己脱出を行ったトップロープ用の支点が2箇所あります。

・制動側の手の位置でうまくコントロールできるということだ。
と言うことでセルフビレイの支点からの長さと立ち位置が重要だった。マリーナヒッチは始めてだったが分かりやすく説明されて旨く出来た。その後、順番なので私がトップロープにぶら下り墜落者役、もちろん、セルフビレイ付! 時々ズッズッと下がるので ここはビレイヤー次第だと思った。
※仮固定はATCでビレイし安環付カラビナを抜き通しマスト結びし、カラビナでほどけ防止。
2、【宙づりからの自己脱出】まず2m弱の脚立の上に乗りトップロープで宙づりとなる。設定ではフリクションロープを使い行うのだが、私の場合テープシュリンゲしかないので120cmを使って本ロープの結び目より少し上にクレイムファストで一本、その上に同じ様に60cmを取り付けカラビナでハーネスリングへ繋ぐ。長い方に足を入れてロープを持ちながら立ち込み、起立の姿勢になる。で、短い方を上の方へずり上げる。その後、短い方に体重を乗せるとずり上げた分だけ上に昇ったことになる。力が要ります立ち込みの時後ろにひっくり返りそうになる。
※ここでは、フリクションの結び方を変えました。クレイムファストだと少し滑り気味だったのでフリクションヒッチに変えました。上の方にずり揚げるとき締まりすぎてキツかった。県連の会長が直に私の結び目を持って手本を示してくれました。コツがあるもんです。
ここで終わりかと思いきやザックが出てきました。担当の方がニコニコしています。ぶら下がったままでザックを担ぐと重みでロープが伸びて体がひっくり返りそうになりました。重い!で、この状態から先ほどの手順を行います。担いだままだと非常に辛いのでザックをドローショットで本ロープに繋いで股の間から降ろしてぶら下げた状態にします。こうすると立ち込みが楽になりました。まったく力仕事だ!
3、【懸垂下降時の仮固定】高さ15mの建物(人工登攀壁を囲っている)から垂直に懸垂下降します。ここでは、地上1m程度の所でいったん停止して仮固定して完全にぶら下がってから仮固定を解除して降りていきます。まず、最初にエイト環で下降しました。トップロープに自分用のバックアップをテープシュリンゲでフリクションヒッチをセットしました。制動側の手をセット固定してロープを流しながら体を後ろに倒しこんでバランスを取りながら一歩一歩下がり所定の位置で停止。リングを握りこみ安全環付カラビナにロープを通し抜きしてマスト結びで止めてカラビナで抜け止め。で、両手を離して完全にぶら下がります。仮固定の解除はリングの握り込みをしっかり確認し解いていきます。制動側の握り位置をよく確認し引き抜くようにして戻ります。で、そのまま下降して。到着。次は、半マストによる下降です。今回は反対側の壁に降ります、途中窓があるので、そこを上手くかわす様に降ります。今回のバックアップはダイニーマの細めのシュリンゲにしました。担当する方によっては推奨が違います。ダブルロープでの半マストはロープにねじれが強く出てくるので中々降りません下降方向に強く荷重して降ります、ロープが制動手の中でグリグリ回るのが分かりました。
窓を踏み抜かなくて良かった。
4、【確保技術】タイヤを使って制動確保、ビレイでタイヤ(50kg位)を実際のトップに見立てて行いました。15mの高さ+3m上の支点にロープをかける前に落下したタイヤを地面に激突しない様に止める手順です。

人工登攀壁の裏にあるタイヤ落下用の壁

テッペンにウインチがあります

最初にタイヤをウィンチで揚げるんですが、ロープの送りが手際よく出来ない。間に合わずにロープが、ロープが弛んでしまう。さらにまごつく。状態。で所定の高さまで来たら、ビレイの態勢を取ってあっさりタイヤが落下してきます。ガツンと衝撃が来て体が浮き上がり本ロープとセルフビレイのロープが一直線になり、そこにぶら下がった状態になりました。着地するまでは制動側の手は固定しておいたのでタイヤの落下は止まりました。タイヤを余裕で見ながらブレーキングしながら止めるとういうようには行きませんでしたー。止める瞬間は250kg位の衝撃だそうです。ここでは2回実施しましたが、2回とも同じでした。
本ロープとハーネスリングとセルフビレイを一直線にして立ち、腰(ハーネスリング)の高さも注意して立たないと意識してとめる事は難しいことが分かりました。位置取りで自分の体が持ち上がるのか引き込まれるのかなど分かる様にしなければいかんなー
★内容は初心者の私にはかなり厳しいものもありましたが、安全を確保してもらいながらの実際の状況に近い形で行ってもらえたので、とても良い経験が出来ました。特に確保技術は重要な技術で奥の深い大切な技術と感じました。制動確保は程遠い・・ガッツンと来ます。勉強ですまったく。講習会に参加してとても良かったです。スタッフの皆さん本当にありがとうございました。
以上

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