■行ってきました

ササの観察\:イブネ・クラシ 2007.11.3 T.Yamada
愛知県連では5月と11月に鈴鹿山系で5年間ササ枯れ観察を実施している。「あつた労山」はイブネ・クラシの担当だ。11月3日に朝明〜小峠〜イブネ北端〜佐目峠経由で実施した。枯れたササはその姿を無くした所もあり観測点1u内の枯れササの数も減少していた。紅葉は真っ盛りで紅葉狩りを楽しむことが出来た。

1. 落葉の中を行く
根ノ平峠から下って行く。赤いカエデ類の落葉が敷き詰まる中は気持ち良い。
2. 尾根の紅葉
小峠から急登して左に東雨乞を見るとその手前の尾根の紅葉が見事であった。
3. タカノツメの黄葉
黄色や赤に染まる紅葉の中山腹の左がきれ落ちた狭い踏跡をトラバースして尾根に上がる。タカノツメの葉が日に照らされ目の覚めるようなすばらしい黄葉であった。
4. ササ枯れの跡
緩やかにイブネ北端に上がりクラシに向かう。小ピーク付近はササ枯れの後土が剥き出しになりヒカゲノカヅラやコケの仲間が鮮やかな緑色をしている所も出てきた。
5. クラシ観察地点
クラシの山頂を後にして観察地点に戻り1u内の本数を数える。総本数は一見しただけで減少がわかる。30本になっていた。季節が11月のためか新芽は0であった。昨年は3本あったのだが。昨年11月赤布を付けたその年の新芽標ザサ5cmは葉が全くなくなっていた。同時に赤布を付けた1mの枯れた稈の標ザサはそのまま残っていた。
6. 土壌採取
愛知県連ササ枯れ調査マニュアルの土壌採取方法に従い標識近くで表面を3〜5cm堀りゴルフボール大の量を採取した。
7. 目印のブナの木
ブナの木から下は樹林でその近くに観察地点を設定してある。登山道から外してあるため標識も1uの鎖も健在である。ブナの木から上は葉が無くなった枯れザサの稈のみが小さくなって一面に立っている。
8. 鎌ヶ岳・御在所山をバックにして
枯れたササの稈が倒れ土壌が黒くなっている。このササの比較は第一回ササ枯れ調査時点の報告の最後に01年のものを参考にしているので比べて見てほしい。新人のTe.Ya.さんとT.Y.。HSさんは撮影。
9. ササ枯れによるダメージ
小さくなった葉も無くなり黒い稈のみが立っていて土壌も黒くなったところが広がっている。この土壌は植物の生育に向いていないのかツツジ科の樹が枯れて倒れている。黒い土壌が裸地化してそのあとにシダ類・シノ類やヒカゲノカヅラ・コケ類が繁茂しだしている。一部ではアセビの幼樹が生育してきている。
10. 紅葉する杉峠ノ頭
イブネ新観察地点では鎖で囲んだ1uの中に枯れた木が折れて倒れ込んでいた。イブネでは鎖が標識の木に掛けられていた。イブネの旧観察地点はシノ類が繁殖してササを見つけることすら難しい。イブネ南端から下って行くと多くの木が枯れて折れている。さらに下ると木もササも無くなってアセビの幼樹が勢いを増しつつある。杉峠ノ頭から東に伸びる尾根の紅葉を見ながら下る。
11. 佐目峠にて
Te.Ya.さんはこのコースは初めてということで佐目峠に立ち寄った。本日のリーダーHSさんと。TYは撮影。
12. コクイ谷出合
佐目峠から踏跡定かでないところを適当に下り杉峠からの登山道に合流してコクイ谷に着いた。紅葉の中根ノ平峠から朝明に戻り三休温泉で汗を流し本日の山行は終了した。

概念図

Te.Ya.さんは入会後先週の一の谷新道〜国見尾根と今回が二度目の山行であるが歩行も確実で小峠〜佐目峠経由でも全く心配は無かった。
ササが枯れ後山の荒れ方がひどくなっているようで心配である。


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