■行ってきました

矢原川〜南尾根〜仙ヶ岳〜野登山

3月26日HSさん・KMさんの3人で矢原川から仙ヶ岳に行ってきた。矢原川には大きな滝が3本あるがこれらを見ながらすべて大高巻きする。岳人2000年3月号に紹介したコースだ。坂本集落では大勢の人が集まっていた。何があるのだろうと尋ねると今日は野登山への登山道を清掃するとのことであった。下山はその道を利用させていただくことになる。

1. 最初の大きな滝
坂本集落から矢原川に向かう林道に入り茶畑上部から矢原川に入るのだ。この辺りは踏跡も明確ではない。右俣を越える手前にはミツマタの木が多く黄色い花を一杯付けていた。右俣・中俣を越え尾根の末端を巻き気味に本流に入り右岸に上がると踏跡に出る。5m滝の前から左岸に渡り右岸に渡り返して進むと前方に大きな滝が見える。道は左に高巻いている。直進すると滝下に出るが踏跡が崩れていて一歩飛び越えるのに躊躇する。滝下から見上げる。どうやって登るのだろう。沢登りで登ってみたいとHSさん。
2. 不動滝
第一の滝を左から高巻いて岩っぽいところからトラバースして小尾根に上がると下に更に大きな滝が掛かっているのが望まれる。この滝を大高巻きしているのだ。高巻きが終わり炭焼き釜の跡も出てくると第三の大滝への踏跡に入る。不動滝だ。右端の岩を上がり木につかまり一段上がる。滝は上につづいている。
3. 宝印の古場
不動滝の中段から左に高巻いて滝上に出る。ふたたび平流になり右岸のよく踏まれた道を行く。左岸には真新しい赤テープがやたらに多い。このテープは沢ヤが付けたのでも無さそうだし普通の登山者が付けたのでもなさそうだ。このようなテープには従わない方が良い。宝印の古場に着いてヤレヤレだ。
4. 不動尊の岩峰
宝印の古場の左から踏跡に従い急登して南尾根に取り付くと左に不動尊が安置されている。上の岩峰は見晴らしがよいので登ってみたい。鎖も掛けてある。
5. P3から望む御所平
南尾根は岩稜になっているが一般登山道が石谷川から上がってきているので登山道はしっかりしている。小さなアップダウンをしてP3に登ると左には21日にHSさんと歩いた御所平のササ原尾根が見えている。
6. 悪場を通過して大休止
行く手にP2が目の前だ。後にP1右に仙ノ石(東峰)左に仙ヶ岳(西峰・本峰)がある。P2は岩溝を登り左からピークに上がる。P1は右を巻き気味に行きそのまま右にカーブするように仙ノ石に出る。
7. 仙ノ石からのP1・P2・P3
仙ノ石からの眺めは抜群だ。今日は曇りだが無風でいつまでも寝転んでいたい気分だ。HSさんとKMさんは本峰をピストンする。TYはここで待つことにした。
8. 仙ノ石にて本日のメンバー3人
南尾根の各ピークを登るのにTYはフーフーハーハーと息を弾ませ休み休みなのに2人は「もっとゆっくり歩け」と励ましてくれる。ありがたい。待っている間に登って来た単独者にシャッターをお願いした。
9. 仙ノ石にてT.氏と
単独者は安楽越からきたと言う。コース上に指導標がないことに苦情を言っていたので21日にそのコースを登った話をしてそれで良いのだと話した。肺気腫のため息が切れると話すとタバコがいけないと諭され誰がなんと言っても酸素は使うべきではないと言う。呼吸器TBの専門医であった。山登りは続けなさいと言われた。
10. 野登寺手前のササ枯れ
仙鶏尾根を急下降して行くと鞍部に屏風岩への標識が立っている。なおも尾根通しにアップダウンをして最後にはスギの植林帯を野登山の林道に上がる。これを横切りそのまま荒れた植林の中を登って行くと自然林に変わる。ササが枯れて稈のみが立っているがまだ稈が緑色をしているものが多い。野登寺に近くなるほど葉の付いたものが多くなった。
11. 野登寺の周り
昔はスギの古木が林立していたが1999年台風で多くのスギが倒れ寺の屋根を突き抜けたものもあった。これが修復され倒れたスギも片付けられた後今はサクラやツツジの苗木が植えられその皮をシカに食べられないようにブルーのネットでカバーされている。登山道の清掃といい坂本集落の人々の寺を守る気持ちをひしひしと感じた。下山は今日清掃がされた表参道を下ってハライ川に掛かる橋上の駐車位置に戻った。

矢原川の滝を見て南尾根の岩稜から仙ヶ岳に登り仙鶏尾根を野登山にミニ縦走するこのコースは日帰りで一周でき鈴鹿のなかで最も優れたものだと思っている。
今回はKMさんの大日岳が中止となりHSさんが21日に続き仙ヶ岳をと声を掛けてくれ急遽決まり計画書を書いてKSさんの了解を得て実施したものである。
現在の自分の体力からどうかと心配したが2人に励まされ無事に行動できて嬉しかった。21日と今回で少し自信が取り戻せたように思う。今後も誘って頂けたらと思っている。

概念図はこちら
2006.3.26  T.Yamada


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