■行ってきました

K.I.さんの鈴鹿縦走路U 「谷山周辺」

1. 藪谷の林道終点
4月11日藪谷から谷山に登りソノドを経て下山してきた。
四丁横崖の標識のある峠と谷山の北西の肩にある峠との間を結び谷山までの短い部分が今回のK.I.さんの縦走路を繋ぐ目的の一つである。いま一つK.I.さんの目的は霊仙山の登山道をいろいろ歩いてみたいということであった。
このために何処を登るか。五僧から谷山は後日にして今回は藪谷から谷山に登りソノドを経て下ることにした。
藪谷林道は大堰堤の手前ソノドからの下山地点まで入れる。ここに駐車すれば下山時にも都合が良い。
2. 藪谷滝
林道終点から大堰堤を高巻いて谷に降りた路は渡渉を繰り返し5回渡渉したところで右岸から細い滝が落ちていた。この辺りにはエンレイソウ・ミスミソウ・ネコノメソウ・イワウチワ(赤・白)・シソ科の植物の花が咲いていて立ち止まらされた。
なおも渡渉を繰り返したりトロ場を避けて山腹をトラバースしたりするがそこには「ハイキング道」の立派な標識が立てられている。どうみても一般登山道やハイキング道と言えるものではない。
左岸から谷が入っているところに「霊仙山〜時山」の標識が立っていた。踏み跡ははっきりしないが間の尾根を本流側に登ると前方に藪谷滝が見えた。
3. チョウジザクラ?
滝の右は大きな岩盤からなっているため踏み跡はこれを大高きしている。さらに渡渉を繰り返す。
木々は芽吹きかけてはいるがまだ緑にはなっていない。K.I.さんが小さなサクラのような花があるがヤマザクラではないようだと言う。見ると合弁のような感じだがそうではなくバラ科らしい。チョウジザクラと思われるのだが。
4. 伐採されヒノキの植林地帯
タムシバの咲いている右股に踏み跡があるようであったが西に向かう沢が本流の感じがしてこれに入った。この辺りの山肌は西も北も東も全て丸裸にされている。急角度だがもうどこを登っても谷山に出ると思った。
沢はゴロゴロの石なので右の尾根に取り付いた。3点支持を要する急角度で切り株を頼りにして登る。780mあたりで傾斜が落ちてきた。赤い筋の入った石灰岩の岩片がゴロゴロしている。
5. 長尾の953地点・バックはソノド・右奥は烏帽子
870mほどの頭について周囲を見渡すとこの一帯丸坊主だ。自然林を切り倒してヒノキの植林がしてあるのだ。目の前に林道がある。850m〜900m地点を南から西・北・東へぐるりと巻いている。林道を越えてブッシュを掻き分けて登って長尾の953に出た。
ここからKI.さんの縦走路Uである。K.I.さんは最初から地図・コンパス・高度計を離さない。
6. 谷山山頂
滋賀県側は植林帯岐阜県側は丸裸の緩やかな登りで谷山に出た。自然林が残され三角点の周りはササが切り開きされていた。
7. 谷山の西から望む霊仙山最高点・三角点
下りにかかり石灰岩帯になると前方が開け霊仙山山頂に登山者がいるのがわかる。避難小屋に向かう道を登っていく人がいる。左の尾根に切り開きがありそこを下るが方向が違う。トラバース気味に主尾根に戻り四丁横崖の標識のある峠に降り立った。
8. 避難小屋にて本日のメンバー
峠からは一般登山道だ。陽気も良いので登山者も多い。時間も有るので避難小屋まで往復することにした。小屋はまだ新しい。中は土間になっているが部屋もあるようだ。登山靴が2足あったので邪魔をしないように出た。
9. 小屋の下から谷山〜長尾953の尾根を望む
953から谷山まで緩やかに登った稜線と谷山から下った尾根の切り開きも見える。
10. ソノドへの尾根の880m辺りから藪谷上部の登った斜面を見る
戻り谷山の北で一般登山道と右に別れる。ここでK.I.さんの鈴鹿縦走路Uは終ったことになる。
終始林道が下を付いている。部分的に残雪の上を歩く。谷山から派生するソノドへの尾根に着くと登りに見た藪谷上部の丸裸だ。すぐ下にはぐるりと林道が走っている。ソノドは遠い。尾根上は裸で乾燥していてイワウチワが群生しているものの蕾も無い。908のシカの遊び場も見る影も無い。林道が2回峠を跨いでいた。
登った伐採後の植林地が見えていた。左に見える白い小さな尾根状を直線的に登ったのだ。右端が谷山・左奥が霊仙山だ。
11. ソノド山頂
小さなピークをいくつか越えソノドの登りにかかるころから少々バテてきた。KIさんはあくまでも快調だ。ソノドは自然林の真っ只中にあった。
12. ハシリドコロの花
三角点から尾根上を緩やかに下り右にザレた沢の上部をジグザグに急下降して沢に入る。落石に注意して下る。流れが出てくると渡渉を繰り返すが心配は要らない。
カタクリが一輪咲いていた。ヤマエンゴサク・キケマン・ヤマツツジも綺麗であった。KIさんが知らない花が咲いていると言う。ハシリドコロであった。葉の下にぶら下がるように咲いているので目に止まりにくい。
50年ほど昔スコポリアヤポニカ・ナス科・ロート根・ヒヨスチアミン・アトロピン・スコポラミンとして覚えたことが鮮明に思い出される。今でも重要なくすりであることに変わりは無い。
この「藪谷〜谷山〜ソノド」はハイキングコースとして安易に取り組む所とは言いがたい。霊仙への一般登山道を除いて1人の登山者にも会うこともなく静かな山行が楽しめた。
谷山周辺 概念図 (クリックで拡大))
2004.4.11. T.Yamada


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