【06春合宿:燕岳】 冠雪の北アルプス大展望に酔う

*軽装合宿
今年の春合宿は、燕岳に決まった。私は夏の2回の体験から、G.W.(ラッセルの有無)の小屋泊であれば、天気さえ良ければ登れそうだと思いエントリーした。
メンバー編成は、小屋泊8名とテント泊2名、昨年参加した冬合宿北八ヶ岳〈天狗岳〉でも、小屋泊4名とテント泊7名の構成であった。数年前のあつたでは考えられない、軽装備雪山合宿が可能になってきたようである。

     
山荘泊連日300人、テン場には隙間も アイゼン・ピッケルは全員テント泊

*30年ぶりの積雪量
中房温泉の登山口から歩き始めると、すぐに雪が見え始め、所々凍っていて歩きにくい。すかさずリーダーからアイゼン着用の指示が出る。登山道を登っていっても休憩ベンチの姿がみえない。合戦小屋も屋根の上がわずかに見えるだけで驚く。
しかし雪質はさらさらしていて、団子の心配もなく歩きやすい。燕山荘から上の稜線の雪は風で吹き飛ばされて、まだら模様になっていた。

      
雪に埋まる合戦小屋 燕山荘を見上げ、雪上休憩

*燕岳2題
快調なピッチで、12時過ぎに燕山荘に到着する。入荘手続き、テント設営後、しばらく休憩し、燕岳を背景に記念写真を撮り、山頂アタックに向かう。
途中雪山のすばらしい展望に思わず何度も足がとまる。目の前に迫る北鎌尾根の稜線の迫力は最高だ。ニュウフェイス?K 君の目の色が変わっていた。
1時半過ぎに燕岳山頂に立つ。山頂はごった返していたが、表銀座の山々、白馬後立山連邦、立山剣岳、遠く裏銀座の山々の展望に時を忘れる。山座同定に詳しい方の説明に耳を傾けるが、なかなか頭に入らぬのが悔しい。
夏のコマクサも良いが、雪山の展望も更にすばらしかった。
なお、初日の高速道路の車窓からは、中央アルプスや南アルプスなどの山容がスライドショウのように移り変わり、合宿全日程でワイドの山岳展望を存分に楽しんだ。

     
燕山荘より燕岳を望む 燕岳山頂記念写真

*山岳展望

        
左上より、燕岳、同山頂の風化花崗岩群、北燕岳、左下より大天井岳、奥穂高岳、有明山〈左燕岳〉


*念願の北アルプスの夕焼け
夕日といえば、登山学校卒業山行の権現山での日没後の美しさが忘れられない。そのとき以来?久しぶりに、燕山荘から夕焼けに照らされた槍ヶ岳、穂高連邦などの雪山の展望をたっぷり楽しむことができた。
翌朝、沢山の人が燕岳のご来光に出かけていたが、私たちはパスした。後で知人から聞いた話しでは、山頂の朝日を浴びた風化岩群は写真愛好家のメッカらしかった。時間、天気に恵まれていただけに、勉強不足を残念に思った。

     

*有明山アラカルト

長野自動車道豊科インターを出て、食料品調達のため、近くのスーパーに立ち寄る。屋上の駐車場から雪山が展望できた。地図を開けた人が、独立峰の有明山を見つける。その左奥の雪山、早くも『燕岳』を発見した。
この近くで住居経験のあるYさんが夕食に、宿泊先有明荘へ行く途中にある老舗の蕎麦屋「くるまや」に案内してくれた。
その店のすぐ横に有明山神社の大鳥居があり、よく見ると鳥居の内側から、有明山の山頂がはっきり見えている(自然神)。残念ながら写真では見えていないが。この山頂を私たちはスーパーで見つけたのである。
つなぎの少ない蕎麦はおいしく、久しぶりのそば湯もうまかった。登山経験のあるMさんのはなしでは、有明山は1日仕事のけっこうな登りでのある山らしい。幸先いい合宿のスタートになった。             
〈了〉
(2006.5.20 森の散歩人)


山のアルバムへ戻る   トップページへ戻る