1年後に会いましょう
定例山行 鈴鹿・ハライド

定例山行に行くことになった。私としてはこれで2回目になる。かつてAさんの歩き方に感嘆してから、もう1年8か月が経ってしまった。ルートを聞いて驚いた。藤内小屋から尾根をいくつも越えてハライドに向かうのだと言う。どんな人が来るかわからない公開ハイクでは、恐ろしくて採用できない道だろう。

道は意外に明瞭だった。途中の展望は、ほとんど無い。ツツジ類の花もほとんど終わっていた。しかしあちこちでヤマボウシが咲いていた。小さな花や新緑も楽しめた。同行した方々は、私が妙なものばかり撮るのでご不満だったかもしれない(^^;)。

     
ヤマボウシが見送り アップダウンの連続

今回はベテラン会員Sさんの後ろを歩いた。Sさんは、合宿ではバリエーション組で、私とはレベルが格段に違う山ヤだ。その歩き方は、Aさんとよく似ていた。基本的に腕組みをして歩く。木や岩につかまることはほとんどない。急な下りでも平地のようにさっさと歩いていく。

Sさんには、何年も前から訊いてみたいことがあった。かつて『峠蕗』で名物会員Cさんがこんなことを書いていたのだ。
「おれら、そんな下り方しないよ。そんな下り方をしてたらヒザがボロボロになっちゃう」(Sさん)
これは、どんな下り方のことなのか?ヒザを傷めたことがある私としては、気になる。しかしCさんは、そこまで書いていなかったのだ。

Sさんの説明は、実にシンプルだった。
「ヒザで体重を支えない。足を次々に下ろしていく」
なるほど。それで分かった。Sさんが急な斜面を下りる様子は、まるでスキーでジグザグに急斜面を下りて(つまり落ちて)いくような感じだった。当然スピードは速い。走って下りているかのようにも見える。次々と的確に足を着地させていく必要がある。最初は難しいだろう。しかし一度見てしまうと、とても魅力のある技術だ。習得は簡単ではないだろうが、ぜひ挑戦してみたい。

     
ハライドの立派な山容 赤の入ったヤマボウシ

私はハライドを「稜線から派生する尾根の1ピーク」だと認識していた。だから「普通は稜線から下って行く場所だ」と思っていた。しかし現地でハライドを見ると「独立峰」としたいくらいの立派な山容だった。(この日はダメだったが)展望も良いことだし、このピークの上でお祓いをするとよく効くかもしれないな、と思った。

ピークには、虫がたくさんいた。さすが6月の鈴鹿だ。ちゃんと虫よけスプレーやら蚊取り線香やらを持ってきている方がいて驚いた。「あつた」の山行計画書の持ち物リストにも加えておいた方がよいかな、と思った。ちなみに(この日聞いた話では)虫よけ網がついた帽子は、風通しが悪くて登山には不向きだそうだ。

     
ハライドへ最後の上り この岩の上が特等席

下りの私は、少々へばっていた。昔脱臼した肩甲骨がザックのベルトに当たって痛む。それに加えて、手の指がなんだかむくんでいる。血行が悪くなってきたのかと思っていろいろ試してみたが、効果がない。駐車場に戻ったときは「やっと着いた!」という感じだった。

帰宅後カミさんにむくみの話をした。カミさん(看護婦免許所持)いわく
「排尿をしないとむくみが起きる。暑いと汗をかくので、排尿しなくてもすんでしまう。それでむくみが起きやすくなる」
なるほど、この日の私は、行きのSAから下山後の温泉までずっと排尿ナシだった。気ままな単独行とは勝手が違うので、ついつい後回しにしていた。「暑いときは意識的に排尿をするべきだ」ということを一つ学んだ。

     
割谷の頭にある
標石にはこんな字が…
ベニドウダンが
少しだけ残っていました

今度会員の皆さんと山を歩けるのは、いつになるのだろうか。下山後の反省会で、私はこうあいさつした。
「また1年後くらいに一緒に山に行きましょう」
困った幽霊会員である(^^;)。

(2005.06.21 縄文人)


山行記へ戻る   トップページへ戻る