K生涯学習センター山歩き入門講座
「鳩吹山」実技山行

*〜安全に山へ登るために〜
今回の入門講座のテーマである。3回の机上学習の後の現地学習である。
道迷い防止の地図の活用方法、安全のための歩き方などの現地確認が目的で、あつたから6名のスタッフが参加した。(YT、KR、MS、OM、HS、N会長)
まず、善師野駅からの出発点では……

入念な準備体操 そして、コンパスでの方向確認

最初の悩ましい分岐です@。初めの頃、頭を悩ました場所です。舗装道路が二分し、左に行くと直ぐに草むらの感じの道になる?地図で確認する習慣をつけましょう。

左に行くと直ぐに草むらの感じの道になる?
なんとなく不安になる。
地図を見ると細い道が合流(木曽街道)している。
はい、正解でした。安心して右折して進む。

*地図に出ていない道、地図に出ていても道がないところもある。
頭上近くには送電線がある。2.5万図では、現在位置や目標物の確認がしやすい。山の傾斜や沢を確認しながら、大洞池Aに着く。

大洞池の西北角のベンチで一休みしながら、地図でルートを確認する。地図では四差路になっている。南からのルートは今歩いてきたコースで、そのまま北へ進むコースも確認できた。東からのルートは標識で、東海自然歩道(本線)と分る。西へのルートはあるが、よく見ると沢筋のコースで、地図の尾根筋のルートと違う。地図にないルートができていた。地図にある破線の尾根道はないかと思ったら、よく見ると地図とはほんの少し違った地点の草むらから踏跡が出て尾根道も残されていた。 地図は大切であるが、現況とは違っていることもあることを学んだ。難しい。

大洞池を北に向かって進むと、地図には出ていないが送電線の下をジグザグに登るルートが左に分岐していた。

*東海自然歩道合流点でコース確認
そして間もなくまた、たくさん分岐があり、標識やベンチが置かれている地点に出会ったB。ここは東海自然歩道が、西三河の寧比曾岳で本線ルートと恵那廻りルートに分かれ、再び合流する地点である。ここの通称名は知らないが、「東海自然歩道(犬山)合流地点」と固有名詞を標識で明示すれば分りやすいと思う。

この合流点では、ルートが5つに分岐している。いろんな標識が出ているが、鳩吹山登山口の標識は見当たらない。地形図に示されている今回の登山コースをコンパスで慎重に確認する。ほとんどの人が正解だ。

西への自然歩道本線コースをしばらく進み、送電線の手前で右折。右折点には鳩吹山への標識はないが、継鹿尾山から鳩吹山へ行くメインルートなので、標識が欲しい。このルートは、石原登山口で下記ルートと合流している。

なお、善師野から鳩吹山へ行く場合は、恵那回りルートを北進し、T字路(標識あり)を左折する人も多く、石原登山口へは時間的には若干早くなりそうだ(進入禁止のガードは車用)。また、T字路を右折し恵那回りルートを進むと、鳩吹山からの下山口、大脇で両ルートは合流している。

*鳩吹山歩行訓練
石原登山口からは鳩吹山への急登が始まり、疲れない安全のための登りの歩行訓練が始まるC。歩幅を狭く、静加重・静移動……10年前体験したあつたの初級登山学校を思い出す。会長以外のスタッフは全員卒業生、2回生が3人もいた。

下降訓練は西山休憩所の下の岩稜帯Dに場所を移して実施され、膝のクッションやストックの使い方などを学んだ。

登りの歩行訓練 下りの歩行訓練

*鳩吹山地図読み練習(遠景確認)

鉄柱下からの遠望 小天神から可児川の乗車駅確認

鳩吹山の展望のよい地点を選んで、地図、コンパスで遠景確認の練習を行なう。
西山休憩所手前の鉄柱の下Eでは、名城大学左手前の小高い丘や、帰りの乗車、可児川駅などの目標を設定し、地図で確認する。ここでは頭上に送電線が走っているので、地図読みも比較的容易であった。

最後の地図読みは、鳩吹山頂の東屋からしばらく下った見晴らしのいい小天神Fから。ここから下山後歩くコースや可児川の乗車駅を確認できた。御岳や中央アルプスの山々は残念ながら見ることはできなかった。


大脇下山口に下り、農地の中の細い道を帰りの乗車駅、可児川駅へと急ぐ。この道のすぐ東側(車道)には東海自然歩道恵那回りコースが通っている。 後を振り返って見るG。よく見ると中央の山に、地図読みをした鉄柱が見えている。向かって右の山の手前の尾根のピークあたりが、小天神であろう。 上から見えた地点は、下からも見える。帰り道で、二つの地図読み地点が見えた。

*鳩吹山山頂と掲示地図
今日は2万5000分の1地形図に予定コースが記入された地図を見ながら、鳩吹山に登った。途中地図で道迷いを防止したり、地図で遠望を楽しんだりし、地図の大切さ、楽しさを覗いてもらう。随所に立っていた栗栖遊歩道のルート図のように、鳩吹山は複雑なルートになっているので、地図の正しい読み方を習得し、活用して下さい。


なお、地図読みでは地形図に磁北線を引き、コンパスを使う。今回はS部長がパソコンで磁北線を引いた地形図を作製していただき助かった。私もなんとかその技法を習得したいと思う。

概念図はこちら
(了)
(森と扇川の散歩人)
2006.10.29山行


山行記へ戻る   トップページへ戻る