“ツリーウオッチング” ヨチヨチ歩きJ
秋色『継鹿尾山・善師野』

1.始めに
毎月第四土曜日は、善師野自然観察会に参加している。その開始時間の前に、一人で犬山遊園駅から継鹿尾山経由で善師野駅までウォッチングを楽しんでいる。
先月の例会日(11/26)は、一日素晴らしい紅葉を楽しむことができた。今年四月、「山川草木、春うらら」を紹介したが、今回は「里山の秋色」をお届けします。

2.寂光院のもみじ狩り

   

私はいつも7時半には本堂にいるが、めったに人に出会わない。ところがその日は駐車場もかなり埋まっており、もみじの前は、どこもカメラを構えた人で賑っていた。さすがにもみじの名所らしい雰囲気だと思った。本堂からの上の尾根筋に出ると、もみじの姿は全く見当たらなかった。

3.パノラマ尾根コースの紅葉

コアブラツツジの大群生地

寂光院から継鹿尾山・鳩吹山への縦走路は、ハイカーの超人気コースだ。ここの尾根筋はやせ地で、高木は少ない。日当たりのいい登山路の両側には、コバノミツバツツジ、コアブラツツジ、ナツハゼ、ウスノキ、モチツツジなどのツツジ科の低木が多い。
晩秋にはこれらに、ウルシやナンキンナナカマドなどが加わり、登山路を真っ赤に染めていた。
マツ葉の黄色は、松枯れでなければ良いがと心配だ。

         
ナンキンナナカマドの紅葉は絶品 マツの黄葉?がやけに多い


4.高木林の黄葉

薄黄葉で自己主張のアオハダ

鞍部に下ると、赤から黄へと主役が一変していた。コナラ、アオハダ、アズキナシ、タカノツメ、ウワズミザクラなど20〜30mの高木が、受光を競いながら黄葉している。
近くで見る透過光の薄黄葉は、私の大好きな秋の装いである。
常緑樹の緑、赤い木の実や林床のフユイチゴの赤い実、黄葉とのコントラストもいい。
善師野の大きな森は、こんな秋の雰囲気にあふれていた。

         
受光空中争奪戦の覇者は? おやつタイムの王様はフユイチゴ

5.湖畔の装い
善師野には、ため池が多い。大洞池はその代表的な池である。その湖面に映る赤、黄、緑の景観は、善師野の秋を代表するものだと思う。
畔には赤い実をびっしり着けたカマツカやウメモドキが並んでいたが、前者は果柄が長く、後者はごく短いので、実がなっているときは区別しやすい。
北洞池では、オシドリの群れの晩秋からの風物詩も見られた。

         
大洞池 ウメモドキ

6.善師野の里山風景
犬山駅から広見線で2駅めにある善師野地区(犬山市)でも、急激な住宅開発が進んでいる。しかしながら山麓部では、まだ昔ながらの里山風景も残されている。毎月ここに来ると、心がなごむ。

         
(05.12.06 森の散歩人)  
7.ルート図




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